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コミュニケーション[子育てエッセイ]
1才4〜5ヶ月

人間関係の種

子どもたちの視野が広がり、子ども自身が友達や他の大人と関わる事が増えてきた頃ですね。少し遊んではママのところに戻ってきて、充電してまた側を離れて遊びに行くことを繰り返して、だんだんに家族以外の人との関わりを増やしていきます。
子どもにとってママは人間関係の媒体であり、安全基地でもあるわけですね。


母親との関係がその後の人間関係のモデルに

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母と子の関係は、その後の子どもの人間関係を反映すると言います。子どもにとって最初に出会う人、母親との関係は、その後のすべての人間関係のモデルとなっていくのです。母親との間に強い信頼関係があれば、その子どもは、人と人は信頼で結ばれることを前提に周囲の人とのコミュニケーションを築いていきます。一方、自分の気持ちはいつも顧みられず、親の都合に振り回されて育った子どもは、自分を取るに足らない存在として認識し、人との関係に萎縮しているかもしれません。このような極端な例ではなくても、親との関係にわだかまりを持っている子どもは、人との関係にどこかスムーズではないものを感じているようです。

そこで振り返っていただきたいのは、自分と親との関係です。子どもとの関わりをよりよいものにしていくためにも、大切な過程です。親との関係が、心からの愛と感謝に溢れているなら、それでOKです。お子さんとの関係も、愛情に溢れた素晴らしいものでしょう。ですが、もしも心にチクっと感じるものがあるのなら、それをしっかりと受け止めることはとても大切です。

自分が完璧な親ではないように、自分の親もまた完璧ではありえないのです。しかし、自分に対する100%を望むのが子ども。満たされなかった部分に蓋をすることなく、自分が求めていたものを認めることで、はじめてその満たされなかった部分から解放されるのです。「もっと抱きしめて欲しかった」、「母は父の仕事を手伝っていたので、いつも忙しくて僕は寂しい思いをした」、「いつも学校の成績のことばかりを言われて窮屈だった」等、実際にこんな声が挙ったことがありますが、そんなちょっとした気持ちも今の自分を形作っている個性の一部として大切に感じると、自分の中での自分自身の存在価値が変わってきます。

子どもの人間関係は、母親との人間関係が反映していきますが、母親と子どもの人間関係には、父親のあり方が反映します。

子育ては、いわば次の社会を作っていく大事業です。そのやりがいのある仕事をパパとママ、それぞれの立場から協力し合って、楽しんでいきましょう!
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