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コミュニケーション[子育てエッセイ]
2才8〜9ヶ月

子どもが側に来た時には手を止めて

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子どもたちは、お友達と夢中で遊んでいたかと思うと、急に一人だけその輪を抜けて、ママの元に走りよってきたりします。 そんな時、どうしていますか?
お子さんの顔を見るより先に、ズボンから出ているシャツを直しているママをよく目にします。時によると、その間もほかのママさん達と話し続け、顔を見ることもなく、お尻をポンと叩いて送り出してしまうのです。

子どもたちはなぜママの側に寄って来るのでしょう?シャツを直してほしいから?
そうではありません。話を聞いて欲しいからです。
そんな時の子どもの話は、30秒とかかるものではありません。子ども自身、早く遊びの輪の中に戻りたいのですから。ちょっと一言報告したくて、側に来るのです。「そうなの」と聞いてあげればいいだけです。

料理をしているとすぐに側に来て、何かとまとわりついて困ることがあります。特に天ぷらを揚げている時など、側にいるのも怖いので、「後でね。危ないからあっちへ行ってて」と言ったりしていました。そうすると、後々までグズグズ機嫌が悪くなって、寝る時まで尾を引いたりしていました。
ある時、ご飯がちょっと遅くなってもいい。天ぷらがまずくなってもいい。と思い切って火を止めてしゃがみ、Jと目の高さを合わせて「なぁに?」と聞いてみました。
すると「あのね、今Kちゃんがドーンってやったら、上からぬいぐるみがコロコロって落っこちたんだよ」、「そうなの」、「うん、そうなの!」と満面の笑顔でクルリと振り返ってリビングに戻って行こうとします。慌てて「それだけ?」と聞くと「それだけ!」と返ってきました。
私はあまりのあっけなさに笑いがこみ上げ、今までどうして手を止めて聞いてあげなかったのかと反省しました。子どもは「今」話したかったので、「後で」ではその輝きを失ってしまうのです。ママにもわけてあげようと思った楽しい気持がぺしゃんこになってしまうのだなと思うと、いつも後々までグズるわけも分かるような気がしました。今聞いてあげれば1分もかからないのです。その方が、後がどれだけ楽かわかりません。
子どもが側に来た時には「なぁに?」と聞いてあげられるママでいようと思いました。
(Jくん 3才1ヵ月 K.Yさん)

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