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子どもの健康
感染症[風疹]

起こりやすい時期 : 4才~10才

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風疹は風疹ウイルスに感染することにより発症する病気です。くしゃみや咳などでウイルスが飛び散り、飛沫感染します。風疹ウイルスに感染し、症状があらわれるまでの期間は約2~3週間です。
症状が麻疹(はしか)に似ているため、「3日ばしか」と呼ばれています。(麻疹は症状が10日間ほどですが、風疹は3日ほどでよくなります)一般的に4~10才の小児に多くみられます。3~10年の間隔で流行し、春から夏にかけて多く見られます。
感染力は麻疹より弱く、小児期に感染を免れる場合も多くあり、大人になってからかかる人も多く見受けられる病気です。
妊婦が風疹にかかってしまった場合は胎児に感染する恐れがあり、もし奇形児が生まれた場合には先天性風疹症候群と呼ばれます。


原因
風疹ウイルスの飛沫感染により発病し、3~10年の間隔で流行し、春から初夏によくみられます。不顕性(ふけんせい)感染(感染しても発病しない)の割合が高く、25~50%程度といわれています。自然感染すると、その後再感染する人はほとんどいませんが、まれに再感染する人もいます。


症状
主な症状
軽い風邪症状
37~38℃ほどの発熱
小さな赤い発疹
かゆみはほとんどなし
リンパ腺の腫れ
目の充血


風疹は麻疹と同様、軽い風邪症状で始まります。潜伏期間があり、通常は14~21日です。風疹では、37~38℃の発熱と同時に、全身に赤い発疹があらわれます。発疹の形、大きさはさまざまですが、かゆみはほとんどありませんが、まれに強くかゆみを感じる子どももいます。発疹同士がくっついて大きくなることもありません。
発疹は顔、首、耳の後ろからあらわれ、全身にひろがります。皮がむけたり色素沈着を残したりすることはなく、3~5日で消えます。首、耳の下、わきの下のリンパ腺が腫れることが特徴で、発疹の症状が治まっても、リンパ腺の腫れは1~2週間ほど続く場合があります。そのほか、目の充血、のどの炎症などもみられます。感染しても症状がでない場合もあり、これを不顕性感染とよびます。
一般的に15才以上の人が風疹にかかると症状が重くなり、頭痛、関節炎、脳炎、皮下の内出血などの合併症があらわれる場合もあります。


治療・対処法
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風疹ウイルスに効く薬はありません。症状に応じた対症療法になります。症状は軽い場合が多いので、日常生活での療養が大切です。熱が出ている場合は、充分な水分補給、安静、保湿を心がけましょう。食事や入浴はいつもの通りで構いません。

風疹では予防接種(風疹ワクチンの接種)が定期接種にさだめられています。予防接種をすると、からだの中に抗体ができるため、その後は二度と風疹にかかることはありません。まれに発症する場合もありますが、その場合は比較的、症状が軽い場合がほとんどです。1才を過ぎると予防接種が可能になります。
他の人たちへ感染の恐れがあるので、幼稚園や学校を休む必要があります。発疹がなくなることが登園、登校の目安になります。


ひとことアドバイス
~かぜのひきやすさ?~
健康で正常な小児は一年間に平均何回ぐらいかぜをひくのでしょうか?最近の調査では、乳児期4回、幼稚園に入った頃の3~4才で6~7回と最も多く、5~6才で2回と減少し、7~12才は1~2回と成人と同じ頻度であるようです。すなわち年間7回以上かぜにかかれば、かぜをひきやすい子といえるかもしれません。かぜをひきやすい要因としては、栄養状態・保育環境・体質的なものが考えられています。
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