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子どもの健康
感染症[脳炎・髄膜炎]

起こりやすい時期 : 0ヶ月~

脳や脊髄を覆っている髄膜に、細菌やウイルスが感染して炎症を起こすのが髄膜炎、脳そのものに炎症を起こすのが脳炎です。ウイルス性も細菌性も早期発見・早期治療が大切で、症状が疑われたら、一刻も早くお医者さんへ行きましょう。


原因
髄膜炎は、原因によりウイルスによる無菌性髄膜炎(ウイルス性髄膜炎)と、細菌感染による細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎)の2種類に分けられます。脳炎で有名なものには、インフルエンザ脳炎や日本脳炎があります。どちらも重症度が高く、ときには命にかかわることもあります。


症状
主な症状
高熱
嘔吐
食欲減退
不機嫌
常にうとうとした意識障害
けいれん


熱や嘔吐、頭痛などがつづきますが、赤ちゃんの場合は言葉で頭痛を訴えることはできないので不機嫌になり、食欲もありません。さらに意識障害も出てきます。髄膜炎はおたふく風邪やはしか、風疹などにかかった後、合併症として発症することがあります。
大泉門がまだ閉じていない赤ちゃんは、その部分がパンパンに腫れてきます。これは髄膜の炎症によって、頭の中の髄液圧が上がり、水が集まってくるためであり、この症状から髄膜炎と診断されることもあります。


治療・対処法
イメージ
この病気で大切なのは早期発見と早期治療です。高熱が続いたり、嘔吐や機嫌が悪くてグズりっぱなしなどの症状が見られたら、すぐに小児科を受診しましょう。
中耳炎、風邪、おたふく風邪、はしか、風疹、中耳炎などにかかったあとで、高熱、嘔吐(おうと)、意識障害などの症状がみられた場合も同様です。

ウイルスによる髄膜炎は夏に多くみられるなど、元になる病気の流行する季節によります。細菌性髄膜炎は抗生物質による治療が必要で、髄膜炎は髄液を取って検査すればすぐに診断がつきますし、ウイルス性の髄膜炎の場合は、症状も軽く、ほとんどが髄液を抜くだけで快方へ向かい、あとは頭痛や吐きけなどの症状に合わせて治療をします。後遺症の心配はまずありません。細菌性髄膜炎の場合は抗生物質による点滴治療が2週間~1ヶ月続きます。
脳炎についても早期治療が大切なので、少しでもおかしいと思う症状が見られたら、すぐにお医者さんへ行きましょう。

赤ちゃんは頭痛を訴えることができないので、様子をよく観察することが大切です。首筋や背中がかたい、首を触ったときやおむつを変えるときに激しく泣く、光をまぶしがるなどの症状があらわれた場合は、速やかにお医者さんへ行きましょう。
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