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子どもの健康
消化器[肥厚性幽門狭窄症]

起こりやすい時期 : 3週~3ヶ月

イメージ
生後3週間~3ヶ月くらいの赤ちゃんの胃の出口にある筋肉(幽門筋)が何らかの原因のために厚くなり、飲み込んだ母乳などがその先の十二指腸へ運ばれなくなる病気です。
新生児500人に1人ほどの割合で発症し、男児が女児の3~4倍と多く、母乳児に多くみられる病気です。


原因
生後3週間~3ヶ月くらいの赤ちゃんの胃の出口にある筋肉(幽門筋)が何らかの原因のために厚くなり、飲み込んだ母乳などがその先の十二指腸へ運ばれなくなる病気です。
新生児500人に1人ほどの割合で発症し、男児が女児の3~4倍と多く、母乳児に多くみられる病気です。


症状
主な症状
噴射状の嘔吐
体重の減少
コーヒー残留状の嘔吐
黄疸
脱水症状


母乳やミルクを勢いよく吐くようになり、赤ちゃんの体重が減ったり、出血によるコーヒーかすを含んだような嘔吐や黄疸などが見られます。とくに嘔吐は、寝ていて噴水のように吹き上げる嘔吐をするようになり、特徴的なので、判断がしやすいでしょう。
吐いたあとはケロッとしていて、またお腹がすいておっぱいを欲しがりますが、授乳をすると再度吐いてしまいます。


治療・対処法
厚くかたくなった幽門筋を触診すれば、診断は確定します。赤ちゃんがおとなしくしている時に、繰り返しお腹を触ることになります。触診での確認が難しい場合には、胃の造影検査や腹部の超音波検査により診断します。

入院後は、脱水や水分バランスを調整するために、体重減少の程度や血液検査を参考にして、点滴治療を行います。これらが改善したら、手術治療を行います。施設によっては、手術を行なわずに硫酸アトロピンの内服や注射で内科的な治療を行う施設もあります。しかし、この治療方法は治療に長期間を要し、入院期間も長くなったり、有効性についても議論されているため、一般的には手術治療が選択されています。

厚くなった幽門筋を切開し、胃の内容の通りみちを広げる幽門筋切開術を行なうのが一般的です。通常、手術の翌日から哺乳を開始でき、1週間ほどで退院することが可能です。
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