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子どもの健康
泌尿器・生殖器[尿路感染症]

起こりやすい時期 : 0ヶ月~

尿の通り道に大腸菌などが感染して起こる病気です。1才までは男の子が、大きくなってからは女の子がかかりやすいという特徴を持っています。
炎症を起こしている場所によって、腎盂腎炎、膀胱炎などと呼び名が変わりますが、赤ちゃんの場合には感染した場所を特定しにくいため、まとめて尿路感染症と呼んでいます。
乳幼児は排尿の際の不快感や痛みを訴えられないため、気づかずにいると重症になることもあり、早めに見つける必要があります。


症状
主な症状
原因不明の発熱
下痢
血尿
不機嫌
お腹の膨れ
嘔吐


イメージ
大人や大きい子の膀胱炎では排尿痛、残尿感などの自覚症状がありますが、乳幼児の尿路感染症には、このようなハッキリした症状はなく、発熱だけのことが大半です。
かぜでもないのに高熱が出て具合が悪い時、または発熱を何度も繰り返すという時は、まず尿路感染症を疑って、早めに医師の診察を受けましょう。

年齢が上がれば上がるほど重症化しやすくなり、男性では睾丸炎、女性では卵巣炎を起こすこともあるので、10歳ごろまでに罹らなかった場合は予防接種をおすすめします。


治療・対処法
病院では尿の中の白血球や細菌を検査します。数が多いとこの病気と診断され、治療は抗生物質の服用です。きちんと飲めば1~2週間でよくなりますが、完全に治ったかどうかは尿検査で調べます。但し、細菌が奥に侵入し、腎盂腎炎を起こしている場合は、尿の状態が改善するまで入院治療が必要となります。
下痢の際はこの病気にかかりやすくなるため、おむつをこまめに替えるように心がけ、うんちの後はきれいに拭くか洗ってあげましょう。女の子は必ず前から後ろに拭くようにし、清潔第一を心がけてください。
水分をたっぷり与えて尿の量を多くすると、菌も早く排出されるので、水分補給もかかさずに。尿を我慢させないことも大事です。

男の子で何度も繰り返す場合は、尿管と膀胱の「接続部」に異常があって、排尿時に尿管内に逆戻りするという病気があります。そうなると細菌のいる尿がいつまでも残ってしまい、簡単に尿路感染をおこしてしまいます。尿路の奇形など、元々なんらかのトラブルがあるケースが少なくないので、異常がないか検査を行う場合もあります。
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