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子どもの健康
皮膚[あせも]

起こりやすい時期 : 0ヶ月~

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あせもは医学的には汗疹(かんしん)といい、汗の出るところ(汗腺)の先端が詰まり、皮膚に炎症をおこすものをいいます。赤いブツブツができ、かゆみを伴い、簡単に破れて広がります。
なぜ赤ちゃんや子どもにあせもが多いかというと、皮膚の面積に対し汗腺の数が大人よりも多く、汗をかきやすいからです。また、子どもの皮膚は全体に厚さが薄く、油膜をつくって皮膚を守る皮脂腺の発達も不十分で、大人に比べ皮膚の保護機能が未発達なため、一般に皮膚病にかかりやすく、汗やよだれなどが原因で皮膚病をおこしやすくなっています。

あせも あせもの出来やすい場所は、汗腺が多くたまりやすいところ(額・鼻の上・首すじ・わきの下・
関節の内側など)、衣服やおむつで隠れているところ(背中・おなか・お尻など)です。汗をよくかく夏に出来やすいものですが、冬でも衣服の着せすぎなどであせもが出来てしまいます。


原因
汗の出る汗腺の出口が汗やほこり、アカでふさがってしまい、汗が皮膚の中に溜まって炎症を起こすものです。


症状
主な症状
頭、首、わきの下、手足のくびれなど、汗が溜まりやすい場所に細かい赤いブツブツの発疹
赤いブツブツがくっつきあい大きく真っ赤に広がる
強いかゆみ
化膿


あせもの出来やすい場所は、汗腺が多くたまりやすいところ(額・鼻の上・首すじ・わきの下・関節の内側など)、衣服やおむつで隠れているところ(背中・おなか・お尻など)です。
あせもは一般的に赤いあせものことをいいますが、赤ちゃん、幼児には赤いあせものほか、白いあせもがあります。白いあせもは皮膚の浅いところに出来る為、痒みはほとんどありません。しかし、皮膚の少し深いところに出来るあせもでは強いかゆみを伴い、かゆみが強く、かきむしってしまう子もいます。かきむしってしまった傷から細菌感染を起こして化膿し、「あせものより(汗腺膿瘍)」といわれるものになってしまい、治りにくくなってしまうこともあります。「あせものより」は化膿が進むと黄色い膿が出たり、痛みが強く、機嫌が悪くなったりします。なかには、発熱する子もいます。


治療・対処法
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おふろやシャワーで汗をきれいに洗い流し、皮膚をいつも清潔にしてあげましょう。洗浄効果の高い石鹸を使うと効果的です。汗をかきやすい場所は、濡れタオルで優しくたたくようにこまめにふいてあげましょう。

夏は部屋を涼しくし、湿度と気温に気を付けて、汗を早く発散させるように整えることも大事です。汗をよく吸う綿素材を着せ、こまめに着がえをしてあげましょう。裸で寝かせるのはかえって汗を吸い取りません。但し、冷房の効きすぎは禁物です。
寝る際には背中から首筋にかけてパジャマと背中の間に1枚タオルを入れてあげるのも良いでしょう。

かゆみから、かきすぎて傷になるのを防ぐためにも、爪を短く切るなどの手入れも怠らないようにしてください。悪化して化膿した場合は、速やかに皮膚科にかかるようにします。塗り薬などは医師の処方に従い、市販されているものを自己判断で安易に使用しないようにしましょう。また、ベビーパウダーはあせもの症状を悪化させるため、使用しないようにしてください。
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