妊娠・出産応援サイト 電子母子手帳 Babys!
メニュー

プレママ
こんにちは赤ちゃん! 初心者ママの子育てをサポート

Babys! > ビギナーママ > 子どもの健康 > 皮膚:水いぼ

子どもの健康
皮膚[水いぼ]

起こりやすい時期 : 0ヶ月~10才

イメージ
正式名称は「伝染性軟属腫」という皮膚感染によっておこる皮膚病の一種です。10才以下の子どもがよくかかる良性のウイルス性腫瘍で、感染力はそれほど強いものではありませんが、接触により、人から人へと直接感染していく皮膚病です。お風呂やプール、保育所など、肌が触れ合う場所で感染することが多いようです。
粟粒のような湿疹がしだいに大きくなって、真ん中にくぼみのある、表面がツヤツヤした、やわらかいいぼができます。わきの下など、皮膚がすれ合うやわらかいところによくできますが、ほとんどの場合かゆみや痛みはありません。

主に夏場に多くみられましたが、最近は温水プールの普及により、
1年中みられるようになってきました。


原因
ボックスウイルス群に属する伝染性軟属腫ウイルスの皮膚感染が原因


症状
主な症状
光に透かすと光沢があるいぼ
中心がおへそのように凹む
硬い
潰すと白いチーズのようなものが出てくる
胸やお腹、わきの下などに多く発疹する
炎症を起こしてジクジクとただれる


1~5ミリ大の肌色からすこし赤みを帯びた丸いブツブツしたいぼ状で、少し光るために水っぽく見え、大きいものでは中心におへそのように僅かな凹みができます。
さわると硬さも感じられ、中には白いチーズのようなものが入っています。この中にウイルスがたくさん含まれており、これがつくことでうつっていきます。胸やお腹、首などの皮膚の薄い部分やわきの下などの擦れる場所に多くみられます。
乳幼児の場合は1個だけできることはめずらしく、ある部分に固まってできるのが普通です。
3~4ミリぐらいの大きさまで育った水いぼは、炎症を起こしてジクジクし、赤くただれることもあります。


治療・対処法
イメージ
水いぼは特別の治療をしなくても、ウィルスへの免疫が自然にできるため、ほとんどの場合は何年かたつと自然に治ります。ただ、その間にもほうっておくと大きくなって数も増え、特に皮膚が擦れ合うやわらかい部分のわきの下などから、擦り合ううちにつぶれてひろがる可能性が大きく、かゆみを伴うようになったりします。

水いぼは他人にもうつりやすいことから、家族との入浴は別にする必要があります。プールは本来避けるべきですが、学校やスイミングスクールなどでお休みが出来ない場合は、皮膚科に行けばピンセットで1つ1つ摘んで取ったり、液体窒素で凍らせてくれます。ただ、液体窒素を使う方法はじっとしていない乳幼児には不向きなので、ピンセットで取る方法が取られます。

但し、ピンセットで取る方法はとても痛いうえに出血もあるので、できれば水いぼが小さくて、数が少ないうちに取ったほうが、赤ちゃんへの負担も少ないでしょう。現在は表面麻酔を行う皮膚科も多くなってきたので、事前に伺うのも手です。
水いぼができると1回の治療で全部を取り切ることが難しく、何回か通院することになります。また一度治っても、再度感染することもあります。

アトピー性皮膚炎の子どもや皮膚の弱い子どもは水いぼに「かかりやすい、うつりやすい」という統計が出ているので注意が必要です。

集団生活では他の子どもにうつらないように、患部を露出しないようにガーゼや包帯で覆い、事前に水いぼがあることを先生に話しておきましょう。
ページトップへ戻る