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妊娠中のトラブル
妊娠中期[早産・切迫早産]

早産・切迫早産
一般的に正常なお産といわれているのは、37~42週目未満に行われるお産のこと。早産とは、22~37週未満で赤ちゃんが生まれてしまうことをいいます。
早産は全妊娠の5%前後の確率で起こります。早産といっても34週目を過ぎて、赤ちゃんの体重が2000gを超えているようならば、ほとんどが何のトラブルもなく成長できます。しかし、それよりも小さい場合は、助かったとしても後遺症が残る可能性があります。


原因
原因はおもに5つ挙げられます。

精神的ショック
大きなショックが原因になる早産

持病・感染症
糖尿病、心疾患、腎臓病、風疹、梅毒、ヘルペスなどをもっている場合

腹部の強打・冷え
強打や冷えで、血行が悪くなって、胎盤がはがれる早産

胎盤に問題がある場合子宮に問題がある場合
前置胎盤、常位胎盤早期剥離、胎盤機能不全などの場合

子宮に問題がある場合
子宮頚管無力症、子宮筋腫の場合のほか、多胎児、羊水過多など


症状
主な症状
いつもと違うお腹の張りがある
下腹部に強い痛みを感じる
出血(少量でも)
37週目以前の破水
おりものが急に増える
色のついたおりものが出る


切迫早産は、早産の初期症状があらわれた状態のことをいいます。少しでも異常を感じたら、すぐに産科を受診しましょう。


治療・対処法
子宮頚管無力症など、事前に分かっている原因に関しては、子宮頚管を縛る手術をするなどの処置ができます。その他の原因によるものは、安静と治療で妊娠が継続できます。ママはできるだけ動かないようにして、一定の大きさまで赤ちゃんをお腹の中で育てるのです。そのために、早産の予防は早期発見が大切です。

切迫早産の場合も「安静に」という指示が出ますが、症状によって、安静のレベルは大きく変わってきます。しかし、この度合いを間違えて認識してしまうと、赤ちゃんの命にも関わりますので、できる限り「○○はしても大丈夫ですか?」と、具体的にお医者さんに確認しましょう。
いずれにしても、ママ自身の気持ちを落ち着かせることが必要です。


ひとことアドバイス

安静のレベル

1. 「自宅でなるべく安静」
マタニティスポーツや体操、旅行、セックス以外の生活は気をつけて行えば大丈夫。重い物を持ったり、お風呂掃除は充分注意して。お腹の張りがある時は、お風呂も控え、軽くシャワーを浴びる程度に。

2. 「自宅で安静」
お散歩は少しお休み。食事の支度も、長時間立ちっぱなしはよくありません。家事はできるだけパパのヘルプをお願いして。ワーキングマザーは、仕事を休んだ方がいいでしょう。

3. 「絶対安静」
症状が重い場合は、入院の指示が出ます。身の回りのこと以外、基本的には絶対安静。動いてはいけません。お風呂はダメ。

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