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子どもの健康
呼吸器[気管支炎]

起こりやすい時期 : 0ヶ月~

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気管支炎とはその名のとおり、気管支に炎症が起きて発症する病気です。原因はウイルスや細菌の感染です。原因のウイルスなどは風邪と同じことが多いようです。
大別すると急性気管支炎(治るまで3日~3週間)と、慢性気管支炎(治るまで3ヶ月以上。2年以上再発を繰り返す)の2種類があり、子どもがかかる気管支炎はほとんどが急性気管支炎です。
また、細菌やマイコプラズマ感染によって起こるぜんそく様気管支炎と、2才以下の乳児がかかる細気管支炎もよく知られています。急性気管支炎は、かぜ症候群からの併発が多く、冬に流行する傾向があります。


原因
急性気管支炎はかぜ症候群の病原体であるウイルスや細菌、マイコプラズマやクラミジアといった病原体が感染して起こります。慢性気管支炎はたばこの煙、大気汚染、ほこり、刺激性の化学物質が呼吸と一緒に入ってくることが原因です。このように、慢性気管支炎の主な原因は喫煙となっており、大人がかかる割合が圧倒的に多いのが特徴です。


症状
主な症状
鼻水
発熱
激しいせきとせき込み
たん(粘り気が強いたんが出る、時に血たんが見られる場合も)
ゼイゼイといった喘鳴
食欲不振


まず最初に、鼻水やせき、発熱などのかぜ症状があり、症状が進むにつれて、せきが激しくなり、せき込むようになります。同時にたんもからみ、辛くなります。たんは無色からだんだんと黄色っぽい粘り気のあるたんが出始めます。この際、血の混じったたんが出る子どもも稀にいます。
時には高熱になることもあり、息を吐くときに出る喘鳴(ゼーゼー)が聞こえることもあります。水分が取れなくなると、せきがひどくなり、たんが粘って心身ともにしんどくなります。


治療・対処法
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子どもも大人も一度快方に向かい始めると、正しい治療をしていれば、1週間~10日ほどで治癒する病気です。但し、かぜ症候群にかかった後にせきが続くようであれば、内科または小児科で全身状態を見ながら、加療が必要となります。 せきはたんを出すための体の大事な反応ですが、せきのために眠れなかったり、激しいせき込みなどにより体力を消耗しないように、たんをとかす薬(去たん剤)や気管支拡張剤などが使われます。市販のせき止め薬を服用すると、気管支の中にあるたんが出にくくなるため、使用しないようにしましょう。 せきは気温が変化すると出やすいので、家庭では室温を一定に保ちます。せきがひどくなると体力を消耗して症状を悪化させるので、安静にしましょう。また、熱で体からはどんどん水分が失われるため、たんを出しやすくするという意味でも、水分の補給はとても大事です。こまめに水分を与えてあげましょう。 高熱が何日か続いてしまうケースの場合や、せきがひどくなると、息が苦しくなって、場合によっては呼吸困難になったり、体力が低下して全身症状が悪化してくると、肺炎をひき起こしてしまう可能性もあるので、素早い病院での診察、治療が求められます。 かぜをひいたときに処方されてご家庭に残っている薬では、症状にあわず、効果がない場合もあります。またかぜのような症状でも、別の病気がかくれている場合があり、薬を服用することで発見が遅れるおそれもあります。自己判断で薬を服用せず、症状にあった薬を医師に処方してもらいましょう。

外から帰った際に手洗い、うがいを励行すると、気管支炎の予防に効果的です。かぜの予防という意味からも、小さい頃から手洗いとう がいを習慣化すると良いでしょう。
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